東本願寺・御影堂修復の最終報 屋根の太陽光発電は見送り 真宗大谷派は、本山・東本願寺(京都市下京区)にある世界最大面積の木造建築・御影堂(ごえいどう)修復の最終報告を、12日までに公表した。屋根瓦の7割が破損しており、建物全体を素屋根で覆って今春から7年以上かけて工事する。宗派で論議された屋根の太陽光発電は、「再建当初の姿に残す」との理由で見送られた。 宗会議員や学識者による修復委員会が昨年12月、「両堂等修復事業最終報告」を三浦崇務総長に出しており、このほど発行した機関誌2月号で掲載・公表した。 報告では、明治期に再建された御影堂の屋根瓦のうち67%が破損していることや、柱の一部が腐食している現状を記述している。 また宗祖親鸞の750回遠忌(2011年)に間に合うように、今年3月から10年5月までを工期とする。工事中、建物全体を工事用素屋根で覆う。工事に伴い、宗祖親鸞の「御真影」を今年11月の報恩講終了後、阿弥陀(あみだ)堂に移し、期間中の法要、儀式は阿弥陀堂で行う。 大谷派は「予算を含めた御遠忌の総計画を策定し、3月の宗議会に提案する」としている。 2003年2月12日 -京都新聞 より- |