国内最古の毘沙門天胎内仏 高野山・金剛峯寺 高野山真言宗総本山・金剛峯寺(和歌山県高野町)所蔵の毘沙門天立像(重要文化財、木造)から、12世紀初めの制作とみられる胎内仏の毘沙門天像が見つかり、高野山が17日発表した。 高野山によると、胎内仏の毘沙門天像としては最古とみられる。 発見された胎内仏は、白檀(びゃくだん)製の一木造りで、高さ約45センチ。太いまゆをひそめ、大きく目を見開いた表情に特徴がある。着衣に施された繊細な截金(きりかね)文様が平安時代後期の仏教美術の流行をうかがわせるという。 胎内仏は、本体の毘沙門天立像(高さ約2・7メートル)の修理作業中に発見され、欠損や変色した部分を修復した。 胎内仏の毘沙門天像は、18日から3月10日まで高野山霊宝館で展示される。4月15日から京都市東山区の京都国立博物館で開かれる「空海と高野山」展でも、金剛峯寺の国宝・重文など約160件とともに展示する。 2003年2月17日 -京都新聞 より- |