西塔創建時の金銅風鐸 重さ8キロ強 大安寺で出土

 南都七大寺の1つ、奈良市の大安寺で、平安時代に焼失した西塔跡を発掘調査している同市教育委員会は20日、西塔創建当初(奈良末−平安初め)に4隅の軒先につり下げていた金銅製の風鐸(ふうたく)が完全な形で出土したと発表した。
 風鐸は塔の軒先などに付ける大型の風鈴。下部につられた風招と呼ばれる平たい板が風を受けてゆれ、風招をつるす金具が鐘部に触れて壮麗な音を発する。
 出土した風鐸は高さ約30センチ、重さ約8.7キロと大型で、風招は幅約34センチ、高さ約19センチ。全体に緑青が浮いているが、一部に金色の輝きが残っている。

 また、今回の調査で西塔の基壇が1辺約21メートルと判明。高さ約70メートルの七重塔と推定され、全国的にみても奈良・東大寺の東西の塔(平安時代に焼失)に次ぐ大きな塔であることが裏付けられた。

                      2003年2月20日 -京都新聞 より-

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