「平成の甍」制作始まる 唐招提寺金堂のシンボル 解体修理中の奈良・唐招提寺金堂(国宝)で、「天平の甍(いらか)」で知られる屋根のシンボルの鴟尾(しび)が“引退”するのに伴い、「平成の鴟尾」の制作が始まり、20日、積み上げた粘土がほぼ鴟尾の形になった。 金堂の東西2つの鴟尾のうち西側は創建当初の天平時代の制作といわれ、東側は鎌倉時代の銘文がある。西側は全体にひび割れがあり、表面がはく離。東側にも割れ目があり、同寺などは再使用は困難と判断、両方とも新造が決まった。 一方、引退する天平と鎌倉の鴟尾は強化処理。同寺が保管、展示する。 ひれの形がまちまちだった天平版に対し、形を整えて平成版の特徴を出す。屋根に載る2つのほか、天平の鴟尾のレプリカも作っており、いずれも3月末に完成の見込み。 2003年2月20日 -京都新聞 より- |