法然大遠忌に向け木像作製 知恩院で「のみ入れ式」 浄土宗総本山の知恩院(京都市東山区)は25日、宗祖法然の木像を新たに作るための「のみ入れ式」を行った。8年後の法然800年大遠忌(おんき)に向けて、御影(みえい)堂に安置している法然像と同じ像を複製し、全国を巡回するとしている。 御影堂の法然像は鎌倉時代の作とされ、高さ約54センチ。新たな像は、この像をもとに作る予定で、漆と極彩色を施す。8月末までに完成させる。 のみ入れ式は知恩院の古経堂で開かれ、約40人が出席した。水谷浩之・執事長代務をはじめ僧侶らの読経が流れる中、仏師の服部俊慶さん(55)=三重県阿山町=がヒノキの角材に3度、のみを振るい、無事完成を願った。 式のあと、服部さんは「みなさんの法然さまに対する思いを込めた姿に仕上げたい」と話した。 知恩院は、完成させた法然像を、中国浄土教を大成させた善導ゆかりの中国の寺や、日本各地の寺院に巡回させ、教えを広めたいとしている。 2003年2月25日 -京都新聞 より- |