天平の息吹よみがえる西ノ京 鮮やかに装飾織物完成 薬師寺大講堂 奈良市西ノ京、薬師寺(松久保秀胤住職)に完成した大講堂の落慶法要で堂内を華やかに装飾する絹織物「錦幡(にしきばん)」が6日、京都市中京区の織物会社で公開された。 長さ4.4メートル、幅58センチの大錦幡六本と、長さ1.6メートル、幅18センチの小錦幡12本。シルクロードから奈良・正倉院や薬師寺に伝来したという花や鳥、ブドウなどの文様を赤地にあしらい、白鳳時代をほうふつさせる。立ち会った薬師寺の山田法胤執事長は「白鳳時代の色使いがうまく再現されている」と満足そうだった。 21日から3日間営む法要で堂内の柱などに掛けられ、荘厳な雰囲気をつくり出す。約1年半かけて制作した。 薬師寺は、創建当時の姿に再建する復興事業を昭和43年から進めており、主要な建物の再建は大講堂で終わる。 2003年3月7日 -奈良新聞 より- |