243年ぶり「三面千手観音坐像」公開
 清水寺・奥之院


 京都市東山区の清水寺で7日、243年ぶりとされる「奥之院」の本尊「三面千手観音坐像(ざぞう)」(重要文化財)の開帳が始まった。僧侶たちが厳かに法要を営み、参拝者たちが黄金色に輝く秘仏と対面した。本堂奥にある奥之院に安置されてきた観音坐像は、高さ約64センチで、鎌倉時代初期の作とみられる。ふだんは非公開で、開帳は1760(宝暦10)年以降、記録がないという。今回は、同寺の再建370年記念として、本堂の内々陣に設けた厨子(ずし)に安置して公開した。

 法要は午前11時に始まり、僧侶や信者や約300人が集まった。読経に続き、森清範貫主が「ご開帳」と力強く発したのを合図に白い幕が落とされ、観音坐像が姿を現した。はやくから詰めかけた参列者たちは秘仏を見上げ、手を合わせていた。

 開帳は12月7日まで。

                      2003年3月7日 -京都新聞 より-

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