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仏像など状態調査に検診車 奈良・元興寺文化財研が初導入 発掘中の遺跡や動かせない仏像の状態を現地で調べる「検診車」を、奈良市の元興寺文化財研究所が日本で初めて導入する。今秋に完成し、来年には全国で出張調査を始める予定だ。 同研究所は、全国の自治体や社寺の依頼で文化財の保存処理や修復を行う文部科学省所管の財団法人。自治体の担当者からの「遺物の劣化状況や文様が現場で分からないか」との声に応えた。 4トントラックの荷台に、仏像や遺物の内部を透視するエックス線撮影装置のほか、金属の材質を分析したり、3次元の図面を作る機材を搭載。墨書や絵画の消えかかった文字も、赤外線カメラで分析できる。 車や機材に必要な約5000万円は、日本宝くじ協会が助成。もろい遺物でも地中にあるまま計測できるため、発掘と同時進行で保存修復方法の検討や遺物の価値判断ができる。山の上の寺でも道さえあれば出張するとしている。 同研究所の狭川真一研究部長は「文化財の「健康」には、動かさないことが重要。治療まではできないが、程度によっては現地で修理したり、トラックで持ち帰りたい」と話している。(共同通信) 2003年8月25日 -京都新聞 より- |