雄姿に参拝者どよめく 修理終え開眼法要 吉野金峯山寺

 来年夏に「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産登録される見通しの吉野町吉野山の金峯山寺(五條順教住職)で、日本最大の秘仏とされる蔵王堂本尊の金剛蔵王権現像3体の修理が終わり、1日、仏像に魂を入れる開眼法要が盛大に営まれた。

 蔵王堂の本尊は、中尊が像高7.3メートル、右尊が6.1メートル、左尊が5.9メートル。修験道の開祖役行者に祈り出されたとされる日本独特の権現神。昭和61年に国の重要文化財に指定されている。

 修理は先月2日から約1カ月かけて行われ、蔵王堂内の厨子の中にやぐらを組み、中尊の折れた天衣の補修や右尊の彩色のはく落止めを施した。
 法要では、ほら貝の音とともに3像を納めた大きな厨子の扉が開かれ、補修を終えた蔵王権現像が姿を現すと、参拝者から大きなどよめきが起きた。

 同像は世界遺産登録の記念行事として、来年7月から1年間、特別公開される予定。平成12年の役行者1300年忌以来、4年ぶりの公開となる。

                      2003年10月2日 -奈良新聞 より-

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