|
三仏寺銅鏡は中国鏡と同形 最澄が唐から持ち帰る? 鳥取県三朝町の三徳山三仏寺が所蔵する銅鏡(重要文化財)が中国浙江省出土の銅鏡と同形で、天台宗を開いた平安時代の僧最澄の唐土産だった可能性が高いことが分かり、鳥取県教育委員会などが18日発表した。 調査した松浦正昭・奈良国立博物館仏教美術資料研究センター長は「文献や資料から中国・紹興で生産、使用した銅鏡を最澄が持ち帰ったのは間違いない」としている。 松浦センター長らは、三仏寺の銅鏡と紹興市郊外で唐代の墓から出土した鏡を比較。直径約28センチで、裏面にオウム2羽の文様があるなど特徴がほぼ一致した。 一方で、正倉院宝物にある同じ文様の鏡が756年の献納とされることなどから、それ以前に紹興で製造されたと推定。学問僧として遣唐使に加わり805年、紹興に滞在した最澄が持ち帰って比叡山へ伝え、後に三仏寺にもたらされたと結論した。 2003年10月18日 -京都新聞 より- |