大型仏像の修復を手がけた仏像彫刻家の西村公朝さん死去

 美術院国宝修理所(京都市)の技師、所長として国宝級の仏像の修復に携わった仏像彫刻家、西村公朝(にしむら・こうちょう)さんが2日午前10時22分、大阪府吹田市の病院で死去した。88歳だった。通夜は3日午後7時、近親者による密葬は4日午前11時から吹田市内本町1の9の10の彌山(みせん)会館で。本葬は18日午後1時から、西村さんが住職を務めていた京都市右京区嵯峨鳥居本深谷町2の5の愛宕念仏寺で。喪主は妻幸子さん。自宅は吹田市長野東21の20。

 東京美術学校(現東京芸術大)彫刻科を卒業後、41年、現在の美術院国宝修理所に入り、平等院本尊の阿弥陀如来像や三十三間堂千手観音像など仏像約1300体の修復に携わった。52年には得度し、僧侶に。一方で、東京芸術大の教授も務め、仏像修復の後継者を育成。仏像の魅力を紹介する一般向け解説書も数多く執筆した。

 合掌。

                    2003年12月3日 -朝日新聞 より-

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