蘇我馬子邸の正殿見つかる 明日香村・島庄遺跡

 奈良県明日香村の島庄遺跡で、7世紀前半の大型建物跡が見つかり、村教委が11日発表した。飛鳥時代の大豪族・蘇我馬子(生年不明−626年)が居住した正殿とみられる
 馬子は皇室との親類関係を背景に国政の主導権を握り、聖徳太子とともに十七条憲法の制定や仏教の受容などを推し進めたが、この建物でそうした施策を練ったとみられる。馬子の実態や、激動の飛鳥時代の舞台裏を探るうえで、第一級の発見だ。
 建物跡は幅約7・2メートルの掘っ立て柱式。長さは約17メートルと推定され、そのうち西側の約13メートル分が見つかった。柱の太さは30−40センチ、柱と柱の間隔は2・4メートル、柱を立てるための穴も一辺1−1・3メートルで、宮殿並みの規模だった。
 遺構の在り方や出土品などから、年代は7世紀の第1四半期(601−625年)が中心とみられる。
 調査地は馬子の墓とされる石舞台古墳の西約200メートルで、馬子邸の推定地の一角。これまですぐ北から、庭園にあった池とみられる方形池遺構が見つかっているが、邸宅内の様子はあまり分かっていなかった。


                    2004年3月11日 -共同通信 より-

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