美しい曲線よみがえる 寂光院本堂の屋根葺き作業完了

 放火事件から9日で4年となる京都市左京区大原の寂光院で、再建中の本堂の屋根のこけら葺(ぶ)き作業がほぼ完了した。サワラの板が一面に葺かれ、入り母屋造りの美しい曲線がよみがえった。2000年の放火で木造平屋の本堂は全焼。焼失前の姿の復元を目指して、2001年秋から本堂の再建が始まった。現在、屋根のほか、柱や床の組み立て、本尊を安置する内陣の取り付けが終了している。

 工事の指導、助言をしている京都府文化財保護課は「建具や天井の工事などが残るが、ほぼ7割までできた」と説明する。今月中旬から、内陣にうるしを塗る作業に取りかかり、秋には彩色を施す予定にしている。
 当初は03年秋に工事が完了する見込みだったが、材料の選定や復元作業に時間がかかり、完成は05年春にずれこんでいる。


                    2004年5月7日 -京都新聞 より-

index