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希少の三角縁神獣鏡-県内好事家所蔵の鏡片 奈良県の好事家が所蔵している鏡片が、三角縁神獣鏡の中でも3枚しか見つかっていない珍しい「九神三獣鏡」の縁部分であることが、奈良大博士課程の佐々木健太郎さん(考古学)らの調査で21日、分かった。 九神三獣鏡は少ないため研究は進んでいないが、佐々木さんらは、最古形式の三角縁鏡の一つで、卑弥呼が魏帝から下賜された銅鏡100枚のうちの1枚とみており、話題を呼びそうだ。 23日、千葉大での日本考古学協会総会の研究発表会で報告する。 鏡片は長さ約8センチで、元の推定直径は約21センチ。縁はやすりで削られ平らになっていたが、「子孫浮」(孫と浮は裏字)の銘文があった。成分比率は一般の三角縁鏡とほぼ同じだった。 これまで見つかっている3枚は福岡市博物館蔵(福岡市の名島古墳出土)と、名古屋市博物館蔵(奈良県出土と伝承)、個人蔵(愛媛県の国分古墳出土)で、同じ鋳型製の兄弟鏡。今回の破片は字体や文様が3枚と完全に一致し"四兄弟"と分かった。 2004年5月23日 -奈良新聞 より- |