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鐘楼の棟束側面に梵字 観音寺 菅原道真ゆかりの観音寺(京都市上京区)で25日までに、鐘楼の部材に密教世界の曼荼ら(まん羅)に配される仏の名前や、仏の真実の言葉を意味する真言の一節が梵字(ぼんじ)で墨書されていることが分かった。市文化財保護課によると、建物の安全などを祈願し棟札や祈とう札に梵字を記すケースは多いが、建物に直接、書き込むのは珍しいという。 同寺は真言宗泉涌寺派で、かつては隣接する北野天満宮の神宮寺だった。今年4月から、境内北側にある鐘楼の屋根のふき替え工事を行っており、棟木を支える棟束(むなづか)の側面に梵字が書かれているのが見つかった。 東、西面には曼荼羅に描かれる大日如来や阿弥陀(あみだ)如来など五仏を表す梵字がそれぞれ書かれていた。北面には、災いを除き人々の願いをかなえるという宝珠や八字文殊など4つの真言が計約100字記されていた。 本堂や鐘楼の調査を行った市文化財保護課は「建物本体に祈願文を記すケースは聞いたことがない。祈とう札と同じ意味だと思うが、なぜ部材に直接記したのかはわからない」としている。 2004年5月26日 -京都新聞 より- |