“極楽”への扉は黒かった 平等院鳳凰堂、調査で判明

 極楽浄土をイメージし朱色に塗装されていたとされる京都府宇治市の平等院鳳凰堂(国宝)で、1053(天喜元)年の創建時には正面の木製扉が黒く塗られていたことが1日までに、くらしき作陽大学(岡山県倉敷市)の北野信彦助教授らの調査で分かった。

 調査にも参加した宇治市教育委員会文化財保護課の杉本宏係長は「朱が基調の鳳凰堂に真っ黒な扉という奇抜さに驚いた。創建した藤原頼通が思い描いた極楽浄土の形や宗教観がしのばれる貴重な発見」と話している。
 藤原道長の子、頼通が建立した鳳凰堂は平安時代を代表する阿弥陀堂。創建時の正面扉は、1670年に改修された際に取り外され、平等院が保管していたが、表面の塗装はほとんど残っていない。


                    2004年7月1日 -共同通信 より-

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