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350年ぶりに巡り合い-法輪寺境内から瓦の破片 斑鳩町三井の法輪寺境内から、鴟尾(しび)瓦の破片が見つかり、同寺所蔵の飛鳥時代の鴟尾瓦(重要文化財)の破断部分と一致した。町教育委員会が6日、発表した。寺に残る古文書から、鴟尾瓦は正保2(1645)年に台風で同寺の講堂が倒壊したときに屋根から落ちて破損したと推定されている。破片は350年以上の時を経て鴟尾瓦と再び巡り会えたことになる。 鴟尾瓦片はことし2月から5月に町教委が実施した法輪寺旧境内遺跡第14次発掘調査で、かつてあった講堂の推定地の西南側から出土した。大きさは縦横各約20センチ、厚さ3.5〜5.5センチ。 一方、重文の鴟尾瓦は一対のうちの片方で、上部から四分の三ほどが残っている。高さ約70センチ、奥行き約50センチ、幅約60センチで胴部や頭部などが破損。年代は法隆寺金堂出土の鴟尾瓦との比較などから7世紀中期と考えられている。 見つかった破片は、破損してなくなっている残る四分の一のうちの胴部に当たる。同寺に残っている別の建物の鴟尾瓦には朱が塗られており、こうした特徴も一致した。 町教委は10、11日の両日、法輪寺収蔵庫で鴟尾瓦片などの出土遺物の特別展示を行う。時間は午前9時から午後5時。見学には拝観料が必要で、通常より百円特別割り引きされる。 2004年7月7日 -奈良新聞 より- |