堂塔建立は668年以降 法隆寺、年輪年代測定で判明

 現存する世界最古の木造建築とされる法隆寺(奈良県斑鳩町)の中心堂塔建立は、668年以降で金堂、五重塔、中門(いずれも国宝)の順とみられることが年輪年代測定法による建築部材の調査で分かり、奈良文化財研究所などが15日、発表した。

 法隆寺の大規模な年輪年代調査は初めて。607年ごろ聖徳太子が創建したとされる当時の部材は見つからず、調査成果は創建時のままとする説を完全に否定した。

 一方で、日本書紀の記述などから670年の火災後に再建とする定説に対し、金堂は火災以前の建立という可能性が浮かび、新たな論争になりそうだ。
 調査した光谷拓実・同研究所古環境研究室長は「建物ごとに質の高い年代情報を提供できた。これを機に再び論争が活発になることを期待したい」と話している。


                    2004年7月15日 -共同通信 より-

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