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庭園の一部か?石敷き出土 井手寺跡 三彩瓦の破片17点も 奈良時代の左大臣、橘諸兄(たちばなのもろえ)ゆかりの井手寺跡(京都府井手町井手)を調査している同町教委は27日、同寺の一部とみられる石敷きが出土した、と発表した。町教委は「建物に通じる道か、庭園の一部だった可能性がある」とし、同寺の格や規模を知る上で貴重な史料としている。 出土した石敷きは幅約2・3メートル、長さ約7メートル。直径30−40センチの石約210個が、所々は抜き取られていたものの、びっしりと敷き詰められていた。 町教委によると、石敷きが参道とすれば、石の直径は薬師寺(奈良市)の前身とされる特別史跡・本薬師寺(奈良県橿原市)の参道に使われている石に匹敵する大きさだという。 また、花の文様を刻み3色のゆう薬で着色した飾り瓦(三彩瓦)の破片も昨年に続いて新たに17点出土した。三彩瓦は、建物の軒に使う☆(たるき)の先を装飾する「☆先瓦」で、破片は最大が縦7・5センチ、横6センチ、最小で2・5センチ四方だった。いずれもゆう薬が施され、緑や白、黄の三彩が確認できる。花の文様は3種類以上あった。 奈良文化財研究所飛鳥・藤原宮発掘調査部の山崎信二調査室長は「寺とすれば、石敷きは参道だったと考えられるが、まだ寺だったと言い切るだけの史料が発掘されていない。遺構同士のつながりが全体的に把握できてくれば、解明できることも増えるだろう」と話している。 発掘調査は2003年度に4年計画で始まり、04年度は前年度調査区域の南側約180平方メートルを行った。現地説明会は2月6日午後1時半から行われる。問い合わせは同町社会教育課Tel:0774(82)5700。 ※注=☆は「木」へんに「垂」です。 2005年1月27日 -京都新聞 より- |