葛城氏の政治センターか 奈良・御所の大型居館跡

 奈良県御所市極楽寺で、五世紀前半の豪族居館とみられる大型建物などの遺構が見つかり、奈良県立橿原考古学研究所が21日、発表した。

 約1500平方メートルを幅13メートルの堀で囲み、大小の掘っ立て柱建物や塀の跡があった。高層祭殿とみられる遺構が出た南郷安田遺跡など、古代豪族・葛城氏の本拠地と考えられている南郷遺跡群の一角にあり、同研究所は「地域を統括、最も重要な祭祀(さいし)や政務を行った氏族の政治センターだっただろう」としている。
 古墳時代の大型豪族居館遺構は、祭祀場や倉庫などが並ぶ群馬県の三ツ寺遺跡(六世紀、約8000平方メートル)など関東で見つかっているが、西日本では例のない規模といい、極楽寺ヒビキ遺跡と名づけられた。


                    2005年2月21日 -共同通信 より-

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