未知の寺院からせん仏片-御所・二光寺廃寺

 御所市西北窪で、飛鳥時代後半(7世紀後半)の寺院跡から約200点のせん仏片が見つかり、県立橿原考古学研究所が23日、発表した。金堂内を飾っていたとみられ、古代寺院の姿を知る重要な資料という。「二光寺廃寺」と命名された。
 地下に埋もれた未知の寺院で、金堂基壇は南北約17メートル、東西約12メートル。見つかったのは東半分で、直径約1メートルの礎石が15個残っていた。本来は東西に長い建物だったと推定できる。
 自然災害で倒壊したらしく、落ちて堆積(たいせき)した屋根瓦の間に多数のせん仏がはさまっていた。
 一つのパーツに表された仏の数から、三尊、六尊連立、十二尊連坐、多尊の四種類が確認された。金ぱくが残る破片もあり、堂内を金色に飾っていたらしい。
 現地説明会は26日午前9時半から午後4時。近鉄忍海駅から奈良交通の臨時バスが運行される。せん仏は同日午前9時から午後5時まで、同駅西側の葛城市歴史博物館で展示。


                    2005年2月24日 -奈良新聞 より-

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