「不滅の法灯」全国を巡る 延暦寺、2年かけ寺院から寺院へ

 来年1月に天台宗開宗1200年を迎えるのを記念して、総本山の比叡山・延暦寺(大津市)の「不滅の法灯」が、今年4月から2007年4月まで2年間かけて国内各地を回る。過去にも分灯の例はあるが、各地の寺院から寺院へとリレーする形は初めて、という。全国行脚を計画した天台仏教青年連盟は「伝教大師最澄の教えの象徴として大切に守り、2年後におかえししたい」としている。

 同寺によると、「不滅の法灯」は、最澄が785(延暦4)年に比叡山に入山した後、自ら供えたとされる。以来、絶えたことがなく、織田信長による焼き打ちの際には疎開するなどして、守り続けられてきた。

 4月19日に延暦寺根本中堂で分灯式を営んだ後、4、5月は滋賀、6月は北陸、7月は山形と全国24地区を回る。各地区の天台宗仏教青年会が中心になって法要や、たく鉢などを行う。滋賀地区では、秦荘町の金剛輪寺に安置し、5月に慶讃法要を営む。京都地区は来年8月の予定。
 同連盟の坂本圭司代表(45)は「不滅の法灯には、世の中を明るく照らしたいとの願いから開宗された伝教大師の心がこもっている。天台宗の教えに触れるきっかけにしてもらいたい」と話している。


                    2005年3月8日 -京都新聞 より-

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