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秘仏「磨崖仏」 三十数年ぶり公開。安土町・観音正寺で1日から 西国三十二番札所で知られる観音正寺(滋賀県安土町石寺、岡村潤応住職)の奥之院にある磨崖仏(まがいぶつ)が、11月1日から三十数年ぶりに特別公開されることになった。ほとんど調査されていない「秘仏」だけに注目が集まりそうだ。 観音正寺開創1400年を記念して公開する。奥之院には、高さ約3メートル、幅約2メートルの石窟(せっくつ)があり、その奥の巨岩に、5体の仏像が線画で刻まれている。平安時代末期の作とみられ、2体の如来形座像の両脇に1体ずつ菩薩(ぼさつ)立像がある。左端には、北斗七星を神格化した妙見菩薩とみられる「尊星王(そんじょうおう)菩薩」がある。 いずれも高さ40−50センチあり、滋賀県内では栗東市の金勝山にある狛坂の磨崖仏(奈良時代後期)に次いで古く、山岳修行の僧が彫ったという説もある。 戦前は常時公開されていたが、雨風で崩れるのを防ぐため1970年代初めに、ほこら状の木製の扉を石窟に設け、現在まで非公開にしてきた。 特別公開は11月30日まで。 2005年10月30日 -京都新聞 より- |