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北白川廃寺跡塔が独立、珍しい伽藍配置 金堂囲む回廊確認 京都市左京区にある7世紀後半の白鳳(はくほう)期寺院「北白川廃寺跡」を発掘調査していた市埋蔵文化財研究所は1日、回廊跡とみられる基壇を確認したと発表した。回廊は金堂を囲むとみられ、市埋文研は「(調査地の西側で過去に見つかった)塔が回廊から独立した、珍しい伽藍(がらん)配置だった可能性が高い」と注目している。 11月中旬から約90平方メートルを調査。回廊の西南角とみられるL字形の基壇を確認した。基壇の西側部分には礎石の据え付け穴が2カ所あった。一辺約1・3メートルのやや方形で、南北に約3・2メートル間隔で並んでいた。基壇の東側からは白鳳時代の瓦が大量に出土した。 北白川廃寺跡では1934年に金堂とみられる基壇が見つかった。その後、80メートル西に塔跡、さらに2つの建物跡の間に、南北方向の回廊とみられる礎石が確認されている。 市埋文研では、今回の基壇や据え付け穴が、過去に見つかった回廊の延長上にあり、柱の間隔が一致することから、金堂を囲む回廊の南西隅に当たるとみている。塔跡は回廊の外に独立して建っていたらしいという。 塔は仏舎利を収める寺院の中核施設で、白鳳時代は回廊の内側にあるのが一般的。後の奈良期でも塔が独立するのは大安寺が最初とされている。 森郁夫帝塚山大教授(歴史考古学)は「伽藍には造営者の仏教観が反映しており、この時期の京都盆地には、飛鳥とは異なる仏教思想が入ってきていた可能性がある」と話している。 現地説明会は3日午前10時から。近くの北白川小に集合後、調査地に案内する。 2005年12月2日 -京都新聞 より- |