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日本一美しい瓦積み基壇 山城・高麗寺跡で発掘 京都府山城町教委は21日、同町上狛の国史跡・高麗(こま)寺跡の発掘調査で、塔と金堂の瓦積み基壇が見つかった、と発表した。保存状態が極めて良く、同町教委は「日本一美しい瓦積み基壇ではないか」としている。 瓦積み基壇は、建物基壇の周囲に瓦を積み上げて化粧を施している。今回確認されたのは、塔の南西角と金堂の南側で、最高約1メートルで丁寧に積み上げられていた。 瓦の内側でも強度を増すため、土の基壇の周囲に石積みをして二重構造にしたり、瓦の破片と土を混ぜ合わせた「裏込め」と呼ばれる補強材を張り巡らせている状況も確認できた。 塔と金堂の南側では、中門跡の基壇の一部とみられる造成跡や排水用の暗渠(あんきょ)跡、大量の瓦などが見つかった。中門の位置から、回廊は約30メートル四方の正方形に設計されていたことが分かった。 町教委は「瓦積み基壇は瓦の重みで崩れやすく、きれいに積まれたまま見つかるケースはほとんどない。伽藍(がらん)配置も整然と計画されており、当時の渡来人が身につけていた高い技術がうかがえる」としている。 同寺跡史跡整備委員会会長の上原真人京都大教授(考古学)は「基壇の周りの石も丁寧に敷かれ、美しく見せることを意識してつくった状況が分かる」と話している。 史跡整備に向けた資料収集で、10月末から約200平方メートルを調査した。 現地説明会は23日午前10時半、同午後1時半の2回。雨天中止。同町教委Tel:0774(86)3920。 2005年12月21日 -京都新聞 より- |