8世紀前半の塑像片に群青 前橋で出土、東日本最古

 前橋市総社町の寺院跡「山王廃寺(さんのうはいじ)」から出土した8世紀前半の塑像片に、青色の顔料「群青」が塗られていたことが、同市教育委員会などの調査で26日までに分かった。

 群青の使用は7世紀末の法隆寺金堂壁画が国内最古とされ、東日本でほぼ同時代のものが確認されたのは初めてという。

 「胡人像上半身(こじんぞうじょうはんしん)」と呼ばれる全長約10センチの薄茶色の塑像片で、焦げ茶色に変色した着物の襟部分に青色粒子があった。東京文化財研究所の協力で行ったエックス線分析の結果、群青の原料の「藍銅鉱(らんどうこう)」と確認した。
 山王廃寺は7世紀後半の白鳳期に建てられた初期の寺院で、11世紀前半まで「放光寺(ほうこうじ)」の名称で栄えたとされる。これまでの市教委の発掘調査で、約2200点の塑像片が見つかっている。


                    2006年1月26日 -共同通信 より-

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