国宝の格子破り仏像盗む-西室の6本切断【法隆寺】

 5日午前8時30分ごろ、斑鳩町法隆寺山内の法隆寺で、国宝の西室(鎌倉時代)の木製格子が破られ、建物内に安置していた文殊菩薩像一体がなくなっているのを、寺職員が発見した。西和署は、窃盗と器物損壊などの疑いで調べている。
 同署の調べや同寺によると、盗まれた仏像は高さ74センチの塑像。犯人は西室東側にある格子(5センチ角、長さ約170センチ)6本を、細いのこぎりのようなもので切断。約40センチのすき間から侵入し仏像を運び出したらしい。ほかに聖徳太子像や維摩居士(ゆいまこじ)像(模造)など四体の仏像があったが無事だった。
 この日は西室と棟続きの三経院で「三蔵会」の法要が営まれ、前日の4日午前に寺職員が法要の準備ため西室に入ったときには異常はなかったという。


                    2006年2月6日 -奈良新聞 より-

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