|
国分寺の子院?遺構を確認 亀岡の蔵垣内遺跡・茶道具も 京都府埋蔵文化財調査研究センターは23日、亀岡市千歳町の蔵垣内(くらがいち)遺跡で、鎌倉時代から室町時代にかけて(13世紀半ば−16世紀後半)の丹波国分寺に関連する寺院の子院とみられる遺構群を確認したと発表した。中世の同寺に関する文献資料がほとんど確認されていない中で、同センターでは「国分寺の変遷を知る上で貴重な発見」としている。 遺構内からは中国製の青磁香炉や、当時まだ全国的に流通していなかった備前焼の瓶など高価な茶道具が発見された。また、鎌倉時代に行われた住居建設のための大規模な造成工事の痕跡も確認された。 遺構群は、丹波国分寺の南端につながる道路沿いから発見されているとともに、当時、茶を扱う場所であった建物であることから、「国分寺か国分寺の流れをくむ大寺院への参道に並ぶ子院群の一つである可能性が高い」(同センター)とみられる。 遺構群は土砂で埋め立てられており、出土した土器などから室町時代の終わりごろに廃絶されたと考えられる。このため、同センターは「参道沿いに鎌倉時代に入ってから子院郡が形成され、戦国時代に破壊されたという中世の国分寺周辺の様子がイメージできる」としている。 現地説明会は26日午前10時40分から行われる。 同センターは、国営農地再編整備事業ぶ伴って、2005年5月から発掘調査を行ってきた。 2006年2月23日 -京都新聞 より- |