国内最古の木製くし出土 佐賀市の東名遺跡

 佐賀市教育委員会は18日、同市金立町の東名(ひがしみょう)遺跡の貝塚から縄文時代早期(約7000年前)のものとみられる木製のくしが出土したと発表した。木製のくしとしては国内最古という。
 市教委によると、見つかったくしは、長さ11・5センチ、最大幅7・2センチ。細い木を太さ2−3ミリ程度に削り、束にして半分に折り曲げたもので、髪をとく道具よりも装飾品として使われた可能性が高い。
 木の束は、ひも状のもので結び合わせて使われたとみられ、歯の先端に削られた跡や加工しやすくするため火であぶったような跡が残っていた。歯は10本残っているが、当時は14本あったとみられる。
 市教委は「縄文時代早期の段階で、すでに九州地方に先進的な縄文文化が存在したことを示す資料」としている。
 これまで石川県・三引(みびき)遺跡から出土した縄文時代前期(約6000年前)の木製くしが国内最古とされていた。
 また、縄文時代の木製くしの出土は、北日本に多く九州では初めて。沖縄県には伊礼原(いれいばる)C遺跡の出土例がある。
 東名遺跡ではこれまで、国内最古とされる木製の編みかごなども出土している。


                    2006年10月18日 -共同通信 より-

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