辻遺跡から捩文鏡の破片 栗東円墳の副葬品か

 滋賀県栗東市教委は27日、玉類を製造していた古墳時代(4−7世紀)の大規模集落跡として知られる同市辻の辻遺跡から4世紀の捩文(ねじもん)鏡の破片が見つかったと発表した。出土地点の約50メートル南には有力者のものとみられる円墳跡が確認されており、市教委は「鏡は円墳の副葬品と考えられ、集落の性格を知る上で貴重な資料」としている。
 捩文鏡は、ねじった線を並べた模様の入った国内製の鏡。出土した破片は長さ約7センチ、幅約2・4センチ、厚さ約4ミリ。ベンガラとみられる赤色顔料が付着していた。鏡の大きさは推定で直径約11・8センチ。
 また、玉の原石の緑色凝灰岩(縦11センチ、横7センチ)も見つかった。同遺跡では例のない大きさで、市教委は「出土している玉類などの小物だけでなく、大きな腕飾りなども製作していた可能性もでてきた」としている。
 このほか、5−7世紀の竪穴住居跡34棟や、7世紀後半の掘っ立て柱建物跡が10棟以上確認された。同遺跡ではこれまでに500棟以上の竪穴住居跡が確認されている。
 現地説明会は29日午後2時から開かれる。


                    2006年10月27日 -京都新聞 より-

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