大安寺で東塔の基壇跡 奈良 西と同規模「七重」か

 奈良市の大安寺旧境内で、東塔の大規模な基壇跡が見つかり、奈良市教育委員会が15日発表した。既に発掘が済み、高さ約70メートルの七重の塔だったと推測される西塔の基壇と同規模で、東塔が七重だったとする平安時代の文献が裏付けられたとしている。
 東塔の基壇跡は西塔跡の東約130メートルにあり、周囲を取り囲む石の跡から南北方向の長さは約21メートルで、西塔の基壇の一辺と同じ長さだった。
 基壇の北、南、西の3カ所に階段の跡があり、南の階段は幅約5メートル、奥行き約1・5メートルで、一番下の段に当たる凝灰岩の石が残っていた。
 基壇の南側では、地表から10数センチに鎌倉時代の瓦を多く含む土の層があった。永仁4(1296)年に東塔が雷で焼失したとの文献の記述に合うという。


                     2006年12月15日 -共同通信 より-

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