最古の大乗教典写本か 2−3世紀の「賢劫経」

 アフガニスタン中部の世界遺産、バーミヤン遺跡で発見された仏教経典の写本の中に、2−3世紀に書写されたとみられる大乗仏教の経典の1つ「賢劫経」があったことが、仏教大(京都市)の松田和信教授(仏教学)の16日までの調査で分かった。
 大乗仏教の経典は、5−6世紀ごろの写本が20世紀初頭に中国新疆ウイグル自治区で見つかっている。今回の写本は、それを約300年さかのぼる世界最古のものだという。
 松田教授によると、賢劫経の写本は1990年代にバーミヤンの石窟寺院跡から発掘され、ノルウェーの収集家が所有していた。ヤシの葉に書かれた経典の断片計約20点で、長さは最大約10センチ。北インドから中央アジアで使用されたガンダーラ語を、古代インドで使われた「カローシュティー文字」で表記。この文字が使われていたことと、経典の内容から年代を判定した。


                     2007年1月16日 -共同通信 より-

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