南大門の木材を加工-鎌倉復興期の作業場【東大寺】

 奈良市水門町の東大寺境内から、勧進僧の重源(1121―1206年)が行った鎌倉復興(12世紀後半―13世紀初)の木材加工作業場跡とみられる遺構が見つかった。南大門から北西約50メートルと近く、同門再建の作業場だった可能性が強い。当時の木材加工作業場の出土は初めて。

 県立橿原考古学研究所が昨年8月から10月まで、旧東大寺学園校内約430平方メートルを調査。平安時代末から鎌倉時代前期の井戸2基、掘立柱建物1棟や塀17条の柱穴列などが出土した。

 井戸はいずれも深さ約2メートル、上層が直径約2メートルの円形で、下層が1辺1メートルの方形。奈良時代の瓦を大量投棄したあと、鎌倉時代の土釜7個などとともに一気に埋められていた…


                     2007年7月18日 -奈良新聞 より-

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