1300年の集大成 三朝の三仏寺本堂解体修理へ

 三徳山三仏寺(鳥取県三朝町三徳、米田良中住職)本堂の解体修理が、まもなく始まる。天保十(一八三九)年に再建されてから本格的な修理は初めて。国宝投入堂をはじめとする「平成の大修理」の最後の事業となる。完成は二〇一〇年十一月末の予定。

 三仏寺は、三徳山を寺領とする天台宗の寺院。鳥取藩主池田斉訓が再建した本堂は、県指定保護文化財に指定されている。

 本堂は宝形造の仏堂で、長年の風雪によって老朽化が進み、屋根の雨漏りや柱の傷みも激しい。これまでにも応急処置はしてきたが、二〇〇三年度から進める三徳山開山千三百年に合わせた「平成の大修理」の一環として、同寺と県、町が取り組む。

 本堂はすべて解体され、傾いた基礎を直し、傷んだ部材は新しいものに代えながら組み直される。トタンぶきの屋根も再建当時のこけらぶきにし、元の姿に修復する。

 解体修理に向けての事前準備として現在、本堂前の参道に仮本堂を建設し、資材の保管小屋や本堂を囲む仮設の足場を組んでいる。本堂下周辺には空洞があり、遺構がないかなど埋蔵文化財の発掘調査も実施。本堂の本格解体は今月下旬から来月初旬に始まる見通し。参拝はこれまで通りできるという。

 米田住職は「千三百年の集大成として後世に引き継ぐため、多くの方の協力を願いたい。本堂の修理の状況が見えるよう公開もしており、大勢の方に見ていただきたい」と話している。

                     2007年9月14日 -日本海新聞 より-

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