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親鸞の遺骨示す墨書発見 下京・常楽台 宝塔の骨片に裏付け 鎌倉時代の高僧で浄土真宗の宗祖・親鸞の遺骨を、塔の形をした容器(宝塔)に納めたと記した墨書が18日までに、京都市下京区の浄土真宗本願寺派の寺院・常楽台で見つかった。実際に骨片とみられるものが常楽台の宝塔(高さ約35センチ)に納められている。墨書は江戸時代に書かれたものだが、宗派の本願寺史料研究所(下京区)は「状況からして、親鸞の遺骨である可能性が極めて高い」としている。 常楽台は親鸞の曾孫(ひまご)・覚如の長男の存覚が開いた。墨書は存覚が南北朝時代に画工に描かせたといわれる「親鸞聖人影像(花の御影(ごえい))」(縦約130センチ、横約80センチ)の下部の軸木にあった。「高祖等身夢想の御真影を修復し奉る 則ち御骨舎利を銀筒に収めた」「宝永三年六月十七日に遺骨を取り出し、宝塔に納めた」と書かれていた。当初使われていた筒状の軸木の中に入れられていた遺骨を、修復当時の常楽台住職・寂恵が取り出し、宝塔に納めたとみられる。 親鸞の血筋に当たる存覚は覚如に勘当されたが、一時期は本願寺教団の後継者の立場にあり、また宗祖の遺骨をあえて見えないところに納めていたという状況から、調査した研究所は親鸞の遺骨の可能性が高いと判断したという。 親鸞の遺骨は各地にあるといわれる。親鸞の直弟子が開いた三重県津市の専修寺(真宗高田派本山)や新潟県上越市の浄興寺にあるものが有力とされている。 2007年9月18日 -京都新聞 より- |