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青岸渡寺、本堂屋根ふき替え 25日に落慶法要 「西国33カ所巡り」第1番札所、那智勝浦町の那智山青岸渡寺は、20年ぶりに本堂(国指定重要文化財)の「こけらぶき屋根」(1033平方メートル)をふき替えた。25日に、地元関係者ら約100人を招待し、毘沙門堂門跡(びしゃもんどうもんぜき)「叡南覚範(えなみかくはん)」大僧正=京都市山科区=を導師に迎えて落慶法要を営む。 こけらぶきは、1590年に豊臣秀吉が本堂を再建した際に用いられた、薄いスギ板をずらして重ねる工法。 ふき替え工事は2期に分けて行った。建物の前面部は昨年8月から12月まで行い、背面と側面は今年3月に着工、3カ月がかりで完了した。総工費は約1億4000万円(うち3900万円が国、県、町補助)。 2004年7月の台風で、本堂近くのスギの大木が屋根の前面部に倒れ、十数カ所に穴が開いて、雨漏りがするようになった。無傷だった背面部と側面部も屋根全体の色合いが異なるため、全面的にふき替えた。 高木亮享住職は「熊野三山で一番古い、420年前の本堂の屋根が世界遺産らしい外観を保ててよかった。今後も参拝者や関係者の協力を得ながら大切に守り、後世に伝えていかねばならない。責任を感じている」と話した。 落慶法要は25日午前11時から、同寺本堂で営まれる。 2007年10月17日 -紀伊民報 より- |