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百済寺跡:レリーフ状の仏像破片が出土 大阪・枚方 大阪府枚方市中宮西之町にある国の特別史跡「百済寺跡」(8世紀後半)で、レリーフ状の仏像である奈良時代の大型多尊せん仏の破片が出土したことが22日、分かった。阿弥陀如来座像やその脇に立つ「脇侍」の菩薩(ぼさつ)像の一部とみられる。 同様の大型せん仏は法隆寺の所蔵品(奈良県斑鳩町)、夏見廃寺(三重県名張市)など飛鳥時代の4例しか確認されておらず、その後の奈良時代のものは初の発見。壁の装飾か、仏像として信仰の対象だった可能性もあり、調査した同市教委は「仏教受容のあり方や美術史を知る貴重な発見」と話している。 百済寺は百済国王の末裔(まつえい)、百済王敬福が8世紀後半に建立したとされる。統一新羅時代の感恩寺(韓国)に似せた伽藍(がらん)配置などが特徴という。 市教委などによると、発掘場所は西側。阿弥陀如来像の胸部と腕の一部(縦10センチ、横6センチ、厚さ2センチ)とその蓮華座の一部(4.5センチ四方、厚さ1.5センチ)など計9点が出土した。蓮華座の破片には、漆を塗った上に、わずかな金が残っており、全身に金箔(きんぱく)が施されていたとみられる。見つかったのはすべて破片だが、50センチ四方の大きさと推測される。 せん仏は7世紀後半、中国から日本各地に伝わったという。タイルのように講堂内部を飾ったり、厨子(ずし)に入れ、信仰対象として拝んだとみられる。しかし8世紀以降、次第になくなっていき、やがて壁画にとって代わられた。 2007年12月22日 -毎日新聞 より- |