|
「運慶作・如来座像」流出させるな…署名始まる 米ニューヨークで来月18日に競売にかけられる予定の、鎌倉時代の仏師・運慶作とみられる「木造大日如来座像」(個人蔵)が国外に流出するのを食い止めようと署名活動が始まった。 来月上旬までに、座像があったとされる栃木県足利市の市教委が署名を取りまとめ、文部科学省に提出して座像の購入を要望する。 東京国立博物館などの調査では、座像は足利市樺崎(かばさき)町の「樺崎寺」(廃寺)の本尊だったとみられる。 今回、署名を呼びかけた岩手県平泉町教委職員の八重樫忠郎さん(46)は、約20年前に同寺跡の発掘調査に加わったことがあり、競売のニュースを知りて20日から、文化財や仏教の関係者ら200人以上に電子メールを送り、署名活動を呼びかけた。 八重樫さんは署名の趣旨を、「(座像は)日本の彫刻史上、欠くことのできない作品」と説明している。 一方、署名の取りまとめ役を引き受けた足利市教委は「2004年に座像の購入を検討した際、東京国立博物館が交渉中だったので断念した。海外流出を食い止めたい」としている。 2008年2月23日 -読売新聞 より- |