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「方蓋」塗料に辰砂の粗粒 平等院鳳凰堂 金銀も確認 京都府宇治市の平等院鳳凰堂にある天井装飾「方蓋(ほうがい)」(国宝)の塗料に高価な鉱石「辰砂(しんしゃ)」の粗粒や、ごく微量の金、銀などが混ざっていることが11日までに分かった。調査を担当した京都造形芸術大の岡田文男教授(文化財科学)は「方蓋を作らせた藤原頼通が極楽往生への強い思いを表したのでは」とみている。 方蓋は本尊・阿弥陀(あみだ)如来坐像の頭上にあり、平等院創建(1053年)当初に作られたとされる。調査は、平成の大修理で取り外された際に骨組み部分からはがれた数ミリ四方の塗装片を使って、約1年がかりで行われた。 岡田教授が光学顕微鏡などで調べたところ、塗装片から0・05−0・1ミリ程度の辰砂が見つかった。当時の平安貴族が使った漆器の塗料に用いられたものに比べ、2倍以上の大きさだという。 このほか塗装片から当時としては貴重な孔雀(くじゃく)石や、樹液が固まってできた琥珀(こはく)も確認された。調査結果は、研究者の論文をまとめた平等院の紀要(雑誌)で12日に発表される。 2009年3月11日 -京都新聞 より- |