蔵王堂創建時の瓦-金峯山寺で大量出土

 世界遺産に登録された吉野町吉野山の金峯山寺境内で、創建時の蔵王堂を飾ったとみられる平安時代後半(11〜12世紀)の瓦が大量に見つかり、県立橿原考古学研究所が13日、発表した。文献資料が示す蔵王堂の創建年代(11世紀末〜12世紀初)を裏付ける成果。同時期の山岳寺院で瓦ぶき建物は珍しく、山岳信仰で栄えた当時の隆盛をしのばせる。

 防災工事に伴い昨年7月から約70平方メートルを調査し、百数十枚の瓦が出土した。軒瓦はほとんどなかったが、平瓦や丸瓦の技法から平安時代後半の瓦と推定。蔵王堂の焼失・再建記録が残る13世紀に整地された土の中で見つかり、それ以前に瓦ぶき建物があったことが分かった…


                    2009年3月14日 -奈良新聞 より-

index