卑弥呼時代の重要施設か纒向遺跡、柵で囲み整然と配置

 邪馬台国の有力候補地、纒向遺跡(奈良県桜井市)で、柵の内外に整然と並ぶ3世紀前半の3棟の建物跡が確認され、市教育委員会が20日、発表した。綿密な計画に基づいて建てたようで、同時期にこのような例はないという。

 一帯は約100メートル四方が付近に比べてやや高い地形で、市教委は「纒向の特別な場所。構造や用途は不明だが、重要施設の一角の可能性が高い」と指摘。女王卑弥呼(生年不明?248年ごろ)の時代と一致しており、邪馬台国の実態解明につながる手掛かりとなりそうだ。

 1978年に出土した神殿のような建物(約5メートル四方)と推測される遺構の周辺約380平方メートルを発掘。遺構の東5・2メートルで、新たに建物跡(南北6メートル以上、東西は不明)が見つかった。

 2棟は、周囲を巡る凸字形の柵(南北の最大幅約26メートル)の内側にあった。柵で囲んだ区域はさらに東へ続いており、施設の中枢部が広がっていたとみられる。

 現地説明会は22日午前10時から。


                    2009年3月20日 -共同通信 より-

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