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最古の熊野観心十界図か滋賀・長命寺で見つかる 滋賀県近江八幡市の長命寺の塔頭「穀屋寺」で、尼僧らが浄財を集めるために使った16世紀ごろ(戦国時代)の絵図「熊野観心十界曼荼羅」が見つかり、市が6日発表した。 同曼荼羅は全国で約50点が残っているが、大半が江戸時代のもの。市によると今回の発見は国内最古とみられる。 見つかったのは2点で、それぞれ縦約140センチ、横110センチ。いずれも同じ絵柄で、上部に誕生から死までの人間の姿が描かれ、下部に地獄や餓鬼、菩薩(ぼさつ)や仏など仏教の世界観を表す「十界」がある。十界のうち「仏界」には阿弥陀、薬師、釈迦の三仏が描かれている。 長命寺は1517年の兵火で焼失。寺の再興のため、16世紀半ばごろから尼僧が全国を歩きながら十界曼荼羅を用いて布教し、浄財を集めた。 このほかに戦国時代から江戸時代にかけての長命寺の伽藍や参詣者の姿を描いた曼荼羅3点も確認され、市の担当者は「これほどまとまって見つかるのは珍しい」と話している。 2009年8月6日 -共同通信 より- |