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島根で最古の国分寺本尊か 8世紀作の可能性 島根県浜田市の寺にあった仏像の頭部が奈良時代に建てられた「石見国分寺」(焼失)の本尊、薬師如来像だったとみられることが分かり、県立石見美術館が7日発表した。 8世紀の作の可能性があり、確認されれば全国各地にあった国分寺の本尊としては最古という。同館は「国分寺は10世紀ごろにいったん衰退し、創建期の本尊はほとんど残っていない。当時の仏像の造形や国分寺の歴史を知る貴重な資料」としている。 頭部は高さ69センチ、幅26センチ。全体が黒く焦げており火災で焼け残ったものらしい。仏像は当時主流だった座像とみられる。 エックス線や年輪など科学的な年代測定は行われていないが、一本の木を彫り抜いた土台に粘土などで肉付けする「木心塑像」で、制作方法や、目鼻立ちがはっきりしていない特徴から、制作時期は8世紀後半とみられるという。 江戸時代の文献によると、仏像は荒廃した国分寺から農民の手に渡り、同時代に別の寺に移されていたが、仏像があった建物が火災に遭ったという。 2005年に国分寺の跡地近くの寺に保管されているのが見つかり、同美術館が学術調査を進めていた。 仏像は18日から11月16日まで同美術館で展示される。 2009年9月7日 -共同通信 より- |