光永圓堂さん「千日回峰行」満行 6年ぶり、戦後13人目の大阿闍梨

 天台宗の総本山・延暦寺(大津市)に伝わる「千日回峰行」に挑んでいた光永圓堂(えんどう)さん(34)=同市、大乗院住職=が18日に満行し、最後の回峰を終えて明王堂に戻った。満行は6年ぶり、戦後13人目で、これをもって「大阿闍梨(だいあじゃり)」の尊称で呼ばれる。

 光永さんはこの日午前2時、「行者谷」と呼ばれる無動寺谷を出発し、比叡山各所で礼拝しながら約30キロを巡った。午前8時すぎ、軽快な足取りで石段を駆け上り、明王堂前で最後の真言を唱え、信者に一礼した。「これからは他の人の行を導く役目に精進したい」と語った。

 光永さんは東京都出身。1990年に得度し、2003年3月から千日回峰行に入っていた。

 千日回峰行は、7年間で地球1周分にあたる約4万キロの行程を巡礼する。断食断水、不眠不臥(ふが)で明王堂に9日間こもる「堂入り」や京都市内を一日84キロ巡る「京都大廻(おおまわ)り」などの難行がある。天正年間(16世紀末)以降の記録上、光永さんが50人目の満行となった。



                    2009年9月18日 -京都新聞 より-

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