興福寺で創建当初の基壇確認 奈良、江戸に焼失した南大門

 8世紀初頭に建立され、国宝の阿修羅像などで知られる興福寺(奈良市)で、江戸時代に焼失した南大門の創建当初の基壇が確認され25日、奈良文化財研究所が発表した。

 文献や絵図の記載通り、同寺の正門にあたる南大門は平城宮の朱雀門に匹敵する規模だったことが裏付けられた。平安時代以降7回、焼失しているが同研究所は「大きな改修の跡はなく、同じ規模で再建を繰り返したのでは」としている。

 南大門の両脇の金剛力士像を載せた基礎も発見。門の変遷を研究する上で貴重な史料となりそうだ。

 調査では基壇の外周を飾った石の一部とそれを抜き取った跡が見つかり、基壇の範囲を東西31メートル、南北16・7メートルと推定。

 柱穴は東西3列、南北5列を確認。基壇の上面が近代以降に削られた東側と合わせて計18本の柱があったとみられ、建物は東西23・4メートル、南北9メートルに復元できる。

 現地見学会は27日10時半から。



                    2009年9月25日 -共同通信 より-

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