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旧東宮御所を国宝に 文化審答申、明治以降の文化財で初 文化審議会(西原鈴子会長)は16日、明治以降の文化財としては初の国宝に、東京都港区の旧東宮御所(現・迎賓館赤坂離宮)を指定するよう川端達夫文部科学相に答申した。ほかに、重要文化財として答申されたのは、福岡県志免(しめ)町の旧志免鉱業所竪坑櫓(たてこうやぐら)や大阪府吹田市の旧西尾家住宅など建造物9件。重要伝統的建造物群保存地区として愛媛県西予市の宇和町卯之町を選定し、島根県大田市温泉津(ゆのつ)の保存地区の範囲を拡大するようにも答申した。 旧東宮御所は、重要文化財と同時指定された。片山東熊(とうくま)の設計によるネオ・バロック様式の宮殿建築で、1909(明治42)年、皇太子明宮嘉仁(はるのみや・よしひと)親王(後の大正天皇)の住居として完成した。戦後、2度、大きな改修が施され、今年100年を迎えた。 西欧の建築様式を採用しながらも、屋根の甲冑(かっちゅう)をかたどった青銅製彫刻など日本的な装飾も見られ、「明治以降、昭和戦前に建設されたわが国の建築を代表するものの一つとして、文化史的意義が特に深い」と評価された。 他の答申は次の通り。 【重要文化財】旧大湊水源地水道施設(青森県むつ市)▽旧鶴岡警察署庁舎(山形県鶴岡市)▽内外大神宮(茨城県筑西市)▽石谷家住宅(鳥取県智頭町)▽草野家住宅(大分県日田市)◇追加指定▽木幡家住宅(松江市) 2009年10月16日 -朝日新聞 より- |