出土品20トン廃棄 - 活用、十分検討せず【尼寺廃寺跡】

 香芝市が古代寺院「尼寺廃寺跡」(国史跡、7世紀後半)などの発掘調査で出土した瓦、土器、石器など数千点、約20トンを活用方法などを十分検討しないまま市有地に廃棄していたことが、6日までに分かった。文化庁は平成9年に都道府県に出した通知で、出土品を廃棄できるケースについて、博物館や学校での展示など保存・活用の必要性や可能性がないと判断した場合に限定している。

 通知で定めた出土品の種類や数量、処分方法の記録作成も怠っており、市の担当者は当初、「廃棄ではなく、あくまで埋め戻し」としていたが「手続きに不十分な面があり、安易だった」と釈明。市は同日、出土品を掘り起こす方針を決めた。

 市によると、廃棄した出土品は、尼寺廃寺跡など市内の複数の遺跡で発掘し、容器に入れたまま屋外に置いてあった。「野積み状態で危険」だと市民から苦情が寄せられたため、廃棄を決定。10〜11月の5日間、2トントラックで尼寺廃寺跡近くの駐車場予定地(市有地)に運んだと…



                    2009年11月7日 -奈良新聞 より-

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