|
大阪、来目皇子墓の可能性高まる 聖徳太子の弟、塚穴古墳 聖徳太子の弟、来目皇子の墓と伝えられる大阪府羽曳野市の塚穴古墳(方墳、7世紀前半)の北側で、高さ3メートル、幅38メートル、長さ推定130メートルの巨大な外堤が見つかり、同市教育委員会が14日、発表した。 外堤を含めた古墳の総面積は、甲子園球場のグラウンド(約1万3千平方メートル)を超える約1万7千平方メートルに及ぶことが判明。当時の大王墓に匹敵する大規模工事で、市教委は「有力皇族だった来目皇子の墓の可能性が高まった」としている。 2006年には、墳丘南側で高さ2・5メートル、長さ約100メートル、幅約16メートルの外堤が見つかった。北側の外堤と合わせ、墳丘の周囲を囲むように築かれた可能性が高い。 今回確認された北側外堤の大部分は、大規模に盛り土をして造成。場所によっては高さ2・4メートル以上も土を積んでいた。 近畿地方では、飛鳥時代に中国の風水思想の影響などを受け、北側が高く南側が開けた場所に墓を造ったとする考えもある。発掘した市教委の高野学・世界遺産登録準備室長は「地形を人工的に変え、理想の墓にさらに近づけようとしたのでは」と話している。 2010年1月14日 -共同通信 より- |