「七重の東塔」再建に向け発掘へ 東大寺、過去2回焼失

 東大寺(奈良市)は2日、過去2回焼失した七重の東塔を再建するために、塔跡の発掘調査を近く始めると発表した。第220世の別当(住職)に来月1日就任する北河原公敬氏が記者会見で明らかにした。

 奈良時代の創建当初の東大寺では大仏殿をはさんで東西塔が並び立っており、高さはいずれも100メートル程度だったとされる。

 東大寺によると東塔は1180年の南都焼き打ちで焼失。鎌倉時代の1227年に再建されたが、1362年に落雷で再び焼失。現在は基壇の跡だけが残っている。

 東塔跡の本格的な発掘調査は初めてで、依頼する研究機関は検討中。調査に基づいて建物の規模や構造を推定し、再建が可能であれば勧進で寄付を募りたいとしている。

 北河原氏は「先代たちが残してくれた寺宝を守るだけでなく、私たちの代で復興したものを後世に伝えていきたい」と話した。



                    2010年4月2日 -共同通信 より-

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