|
100年古い基礎部を発見 「幻の寺院」首羅山遺跡 福岡県久山町教育委員会は19日、鎌倉時代に最盛期を迎えた後に歴史から姿を消したため「幻の山岳寺院」と呼ばれる首羅山遺跡で、これまで見つかったものより約100年古い12世紀前半ごろに造られたとみられる建造物の基礎部分を発見したと発表した。 町教委によると、新たに見つかった基礎部分は、現存する13世紀前半の基礎部分から約1メートル下の地中にあった。一辺が約15メートルの正方形で、開山当時の寺院が立っていたらしい。 遺跡がある白山(標高289メートル)の山頂部にある「白山神社経塚」は、1109年造営と分かっており、一帯の山岳寺院もこの時期に開山したとみられる。 今回の調査では、周辺から九州での出土例が少ない「梵字文軒丸瓦」が大量に見つかったほか、石垣の跡も確認された。29日に一般公開する。 首羅山遺跡は、九州最大規模の山岳寺院とされ、鎌倉時代の状態を良好に残している。 2010年5月19日 -共同通信 より- |